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平成25年7月31日
法務省入国管理局
平成24年における留学生の日本企業等への就職状況について
1 概要(表1,表2,表4,図1)
平成24年において,「留学」の在留資格を有する外国人(以下「留学生」という。)が
我が国の企業等への就職を目的として行った在留資格変更許可申請に対して処分した数は11,698人(注)で,
このうち10,969人が許可されており,
前年の処分数である9,143人より2,555人(27.9%),
前年の許可数である8,586人より2,383人(27.8%)増加している。
平成24年における許可状況を主な国籍・地域別内訳で見ると
@ 中 国 7,032人(前年比1688人,31.6%増)
A 韓国 1,417人(前年比 208人,17.2%増)
B 台 湾 352人(前年比 50人,16.6%増)
C ベトナム 302人(前年比 60人,24.8%増)
D ネパール 224人(前年比 75人,50.3%増)
となっている。
(注)人数は延べ。以下同じ。
2 在留資格別等内訳
留学生から我が国の企業等への就職を目的として在留資格の変更が許可された10,969人について,
その在留資格別,国籍・地域別等の内訳は次のとおりである。
(1)在留資格「技術」が2,227人(20.3%),
「人文知識・国際業務」
が7,565人(69.0%)となっており,
これら2つの在留資格で全体の89.3%を占めている。
(2)主な国籍・地域としては,中国(香港及びマカオを除く)が7,032人(64.1%)と最も多く,
次いで韓国,台湾,ベトナム,ネパールの順となっており,
アジア諸国で10,428人と全体の95.1%を占めている。
(3)就職先の業種非製造業が8,265人(75.3%),製造業が2,704人(24.7%)であり,
非製造業は前年比1,792人(27.7%),製造業は前年比591人(28.0%)とそれぞれ増加している。
なお,非製造業では,商業・貿易分野,教育分野及びコンピュータ関連分野が
それぞれ2,728人(24.9%),933人(8.5%),903人(8.2%)と上位を占めており,
製造業では,電機分野,機械分野及び食品分野がそれぞれ470人(4.3%),449人(4.1%),
359人(3.3%)と上位を占めている。
(4)就職先での職務内容翻訳・通訳が2,928人(26.7%)で最も多く,
前年に比べ385人(15.1%)増加した。次いで,販売・営業(2,529人),
情報処理(807人)の順となっており,
これらの3種の職務内容に従事する者は6,264人で全体の57.1%を占めている。
(5)月額報酬
月額報酬20万円以上25万円未満が5,092人(46.4%)と最も多く,
次いで20万円未満3,596人(32.8%),25万円以上30万円未満1,189人(10.8%)の順となっている。
(6)就職先企業等の資本金
資本金500万以下の企業等に就職した者が2,186人(19.9%)と最も多く,
これを含め,資本金5,000万円以下の企業等に就職した者が6,139人(56.0%)と過半数を占めている。
(7)就職先企業等の従業員数(表6,図9,図10)従業員数50人未満の企業等に就職した者が4,932人
(45.0%)と最も多く,
これを含め300人未満の企業等に就職した者が7,000人と全体の63.8%を占めている。
(8)最終学歴
大学を卒業した者が4,620人(42.1%)と最も多く,次が大学院において修士号又は博士号を授与された者3,805人
(34.7%)の順となっており,両者で全体の76.8%を占めている。
また,専修学校を卒業した者の数は2,072人(18.9%)であった。
(9)就職先企業等の所在地
東京都に所在する企業等に就職した者が5,254人(47.9%)と最も多く,
次いで大阪府970人(8.8%),神奈川県596人(5.4%),以下愛知県,埼玉県,福岡県の順となっている。
表3 変更許可後の在留資格別許可人員の推移
(単位 人)
平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年
人文知識・ 国際業務 7,304 7,863 6,677 5,422 6,006 7,565
技 術 2,314 2,414 2,154 1,390 1,670 2,227
平成20年(1988年)9月のリーマンショックで激減します。
人文知識・ 国際業務 はリーマンショック前の状態に戻りますが、
技 術(情報系)は、リーマンショック前の状態にまだ戻れません。
このことは業種別許可人員の推移を見てもわかります
コンピュータ関連
平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年
1,510 1,659 1,252 651 757 903
リーマンショック前は、猫の手も借りたかったシステム(ソフトウェアー)業界ですが、
業界が、深刻な不況に陥っていることがわかります。
入管の統計では、業界の給与水準まではわかりませんが、
ソフトウェア系は不況業種ですが、30代前半の年収でみると、
最も多い年収層は「400万〜500万円未満」ですが、
景気回復を支えている自動車、エレクトロニクス関連業種が好調な「ハードウェア系」では
「500万〜600万円未満」のようです。
これが高いか安いかですが、
「サービス・販売系」の職種で最も多いのが年収「200万円未満」です。
年収200万円未満というと平均月収が16万7000円未満ということです。
ですから、技術ビザのほとんどを占める、ソフトウェアー技術者は優雅ということになります。
2012年12月の入管資料では、技術ビザの中国人在留者は20,933います。
リーマンショック後は中国人技術者の需要が落ち込んでいます。
また、ソフトウェアー技術者の場合は、中国でのオフショレ開発が進んでいますので、
中国へ帰国し、オフショアで日本のソフト開発をする技術者が増えています。
2011年3月11日に発生した東日本大震災での原発事故がこれに追い打ちをかけ、
多くのソフトウェアー技術者が帰国しました。